林田学「薬事法改正と医薬品ビジネスがよーくわかる本」を読む

林田学著「薬事法改正と医薬品ビジネスがよーくわかる本」(秀和システム出版)を読みました。 この本は、昭和35年以来の大改正と言われる平成18年の薬事法改正の要点と、医薬品ビジネス・ ヘルスケアビジネスに及ぼす影響、さらにはビジネス戦略などを多数のイラストを使ってわかり やすいように解説した書籍で、法律とマーケティングを融合させた内容になっています。 平成18年の薬事法改正について著者の林田学さんはこう話しています。 『平成18年の薬事法改正を一言で言えば、一般用医薬品の販売規制の緩和です。規制緩和は、今後、 様々なビジネスチャンスをもたらします。新聞紙上では、「コンビニで医薬品が売られるようになる」 とか「マツキヨが24時間営業になる」といったことを喧伝していますが、筆者は改正の影響は、 そのようなレベルにとどまらないと見ています。 改正の理念である「セルフメディケーション(健康自己管理)」の流れが医薬品や健康食品等の ヘルスケアビジネスのビジネスシーンを一変させるポテンシャルを秘めていると思います。 健保財政破綻の危機がシリアスに迫りつつある状況下において、セルフメディケーションは 「切り札」となる打開策です。最近では、ピルケースにサプリメントを入れて携帯している 女性が増えましたが、今後はそこに医薬品もミックスされることになるでしょう。 ここしばらくは、医薬品と健康食品のコンビネーションがビジネスのキーワードになると思います。』 林田学さんは平成14年の薬事法改正の委員会委員を勤めた方で弁護士資格もあり、 健康美容ビジネスのコンサル経験は400社を超えるそうで、さすがプロの見方は違うという内容でした。